早期英語教育への科学的証拠の誤解とウソ

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早期英語教育への科学的証拠の誤解とウソ-信州大学人文社会科学研究 2: 2-17(2008)

 ここまで、早期教育を支持すると言われてきた認知神経科学的証拠が、実は証拠にはなり得ないことを批判的に検討してきたが、最後にこれら認知神経科学的見地から見える「早期教育」への意義を探って終わりにしたい。

 上述したような認知神経科学研究からは、早期教育は支持されないことは明らかであるが、臨界期の意義を考えると、むしろ早期教育を行うのではなく、早期教育はしてはいけないことも見えてくる。なぜ脳はそもそも臨界期というものを備えているのだろうか?いつまでも成人になってもありとあらゆる能力が、希望すれば無理なく自然に獲得できるようになっていたら良いのだが、わざわざ限界を設定するような臨界期を備えるにはそれ相応の理由があるはずである。おそらく脳はその生存原理として、生後のあらゆる環境の変化に対応できるように過形成し、臨界期という時間的に限られた時期を敢えて設け、生存していく上で本当に必要な機能だけを効率よく選別し獲得するように仕組まれている。あらゆる機能を獲得するのではなく、不要な能力を捨てることにより、必要として残した能力を際立たせ、その特質を深化させ先鋭化させていく、いわば見極めの時期が臨界期なのであろう。そう考えると、生存にとって必要なものだけを乳幼児期に与えるのが脳発達にとっては自然なのである。(信州大学全学教育機構)

<引用終わり>

 

*その、「必要なこと」とは

 

思考力養成(感味力を損なわないように、視考力を活用した思考力養成が最良の方法ですよ)

 

に他ならない。